2019年10月例会開催報告

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2019年10月例会開催報告

皆さま、いつもお世話になっております。

各地の水害が心配される中、それらの情報交換の意味も込めて「なメ研」は2019年10月例会を25日に開催いたしました。

ゲストに招いたのは、法人化前の2016年にも講演をしていただいた元あいちサイエンス・コミュニケーション・ネットワーク事務局、現お茶の水女子大学非常勤講師の藤吉隆雄さん。

翌日に代表理事・関口が登壇予定のシンポジウムに合わせて名古屋入り、その前振りも兼ねて「サイエンスとアートとメディア〜ジャーナリズム理論から考えてみる」というお題で話していただきました。

結果は縦横無尽の知のジャングルジムといった様相で、なかなか一言ではまとめられませんが、実に刺激的でした。これまでの情報のインプット→メディア→アウトプットという単純な図式が成立しなくなり、科学者も市民もメディアも行政も入り乱れる多面体モデルの社会構造になっているという指摘。そして科学は絶対的に正しいわけではなく「ほぼ正しい」という前提であるので、それがメディアによって変質した知識になり、受け手(読者など)に蓄積されてしまうという指摘。前回語っていただいたSTAP騒動だけでなく、地球温暖化の議論から最近のHPVワクチンの是非などにも通じる問題提起だと思いました。

そこから「公共」の議論や憲法、そしてジャーナリズムの原則などに展開していくわけです…。ついていけそうな自信のある方はぜひ、会員専用ページにアップした動画をご覧ください。

とにかく、おかげで翌日のシンポも無事にこなせ、充実した2日間となりました。藤吉さん、ご参加の皆さん、本当にありがとうございました。

次回は11月29日(金)の予定。またまた刺激的なゲストをお呼びすることができそうです。詳細はあらためてアナウンスさせていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

※台風19号の取材支援の寄付金も引き続き受け付けています。各メディア会員がそれぞれのメディアを通じて被災地の情報を発信。そのための交通費などの経費に充て、使いみちは来年の総会ですべて公開いたします。どうぞよろしくお願いいたします。

【振込先口座】

住信SBIネット銀行 法人第一支店 (106) 普通1293004

シヤ)ナゴヤメデイアケンキユウカイ

※振り込み手数料はご負担ください。

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