2020年７月例会報告

皆さま、お世話になっております。

今年１月以来、中断していたなメ研の通常例会ですが、おかげさまで７月22日、ほぼ半年ぶりに開催することができました。

コロナ禍がいったん収まった中で、人数制限や感染防止対策を考えながら企画。しかし、数日前には愛知県でも「警戒」情報が出されるなど再び緊張感が高まり、さらに入念な予防策をとって開催する運びとなりました。とはいえ、写真を見る限りでは今までとそんなに変わらない雰囲気かもしれませんね^^;

ゲストは、名古屋を拠点にするスポーツライターの小崎仁久(よしひさ)さん。本来なら今ごろ、東京五輪でビーチバレーなどの取材に入っているはずでした。海外出張も含めて、すべてがご破算になった経験、そして「スポーツなき世界」で浮かび上がったスポーツ報道の問題点について語っていただきました。

内容はスポーツにとどまらず、ジャーナリズムの本質を突く鋭い分析。特に「批評・批判、啓蒙の観点のなさが、コロナ禍で日本のスポーツジャーナリズムが『何もできていない』ことにつながっている」といった指摘はジャンルを超えて大いに納得できました。一方で「eスポーツ」や無観客試合など、新たな流れにどう向き合うべきかも関心は高く、会場から盛んに意見が交わされました。

今回は講演資料を会員限定ページにアップしましたので、正会員、メディア会員の皆さんはパスワードを入れてぜひご覧ください。

Photo by Masao Misaki

さまざまなハードルはありましたが、おかげさまで例会を再開できたことに感謝を込めまして、この日は「醸し人九平次」ブランドの日本酒で知られる名古屋の酒蔵、萬乗醸造が７年の歳月をかけて完成させたワインと日本酒を試飲していただく会にもしました。

なメ研で計２回の「日本酒セミナー」を開催していたときはまだ開発中でしたが、ついにこの５月に開設された公式通販サイトでリリース。１カ月余りで売り切れてしまった初回出荷分の一つです。より多くの皆さんにそのユニークな味を確かめていただきたかったですが、とりあえずこの日の参加者でささやかに乾杯をして、味わいました。二次会は、なしとさせてもらいました。

次回は８月中に、一般社団法人としての年に一度の総会をリモートで開催予定。その後の例会は状況を見ながら企画していきます。どうぞよろしくお願いいたします。